2022年6月11日(土)に,第2期フォーサイトラボ生8名とラボメンバー5名による第1回WSを開催しました.今年度のラボ生は,人間科学部1年生からM2生,そして社会人(第1期生・本日は欠席)までバリエーション豊かな9名の面々です.
ワークショップでは,まず方法論(フレームワーク)の共有を行いました.平井さんの『ワークシートで学ぶ問題解決療法』(平井・元岡,ちとせプレス)と小俣さんの『価値を生む心理学』(小俣・原田,新曜社)などを紹介しながら,心理学を社会に活かすとはどういうことか,どうすることか,などについて,基本的な考え方を学びました.また,それぞれが「今解決したい問題」を持ち寄り,それを共有しました.
午後は,齊藤さんから「ユーザー要求分析から考える課題解決」と題して,ワークシートを使って社会問題解決のための企画・コンセプトを作り込んでいくプロセスについて講義を受けた後,2グループに分かれて作り込み作業を行いました.先に共有された「今解決したい問題」からそれぞれのグループが1つを選び,ターゲットユーザー分析・シーン分析を実習しました.
今後は,グループごとに数回のMTGを経て,ターゲットユーザーとシーンの背景となる心理学的現象についての仮説を考えた上で,行動変容の戦略設定→解決策の創出・絞り込みを行い,7月30日に成果発表会を行います.この際は,問題に関連するステークホルダーにもご参加いただき,アドバイスをいただく予定です.
※この活動は人間科学部「人間科学学際実習I」および人間科学研究科博士前期課程「総合人間科学実習I」として実施しています.