About Psycho-Behavior Lab for Foresight

「心理・行動フォーサイトラボ PBL-F」は、
心理学・行動科学を方法論として社会的文脈における人間の心理と行動のメカニズム(インサイト)の解明とその変容の方法、すなわち能動的な将来予測である「フォーサイト」を明らかとするための共創的研究プロジェクトを推進します。

さらに,学外の企業・団体をラボパートナーとして、研究成果に基づき、製品開発・社会実装・普及のためのコンセプトを開発することを目指す。またこれらの共創的研究プロジェクトの実施を本学の学部生・大学院生のPBLの場とすることで、心理・行動科学の方法論の社会応用の過程を体験的に学ぶ機会を提供します。2021年度以降は大学院: 「総合人間科学(特別)実習Ⅰ・Ⅱ」、学部:「人間科学学際実習Ⅰ・Ⅱ」(各2単位)として単位化します。


ラボ開設の背景と主旨

  • 「心理・行動フォーサイトラボ」は、大阪大学大学院人間科学研究科付属未来共創センターの新たなプロジェクトとして開設。
    ※未来共創センター…人間科学研究科は、従来学際や地域連携を重視してきた。未来共創センターはその具現化、実践の場。大学と社会のつなぎ目となり、ともにあるべき未来を考えるという趣旨。
  • 心理学で提示されてきた人間の行動に関する気づき(=インサイト)を、未来の私たちの行動をよりよいものにしていくために活用できないか。社会の中でそうした実践の試みをしている方々とともに、「インサイトをフォーサイトに結びつけるにはどうしたらいいか」を考える。
  • 心理学者だけでは「わかってはいるけどなかなかできなかった」ことに挑戦する。